食後の血圧












食事をする前、血圧と心拍数は徐々に上がってきます。そのわけは、交感神経が活動的になるからなのです。食後は交感神経の働きは落ち着いてきます。そうすると血液が体の中を流れる量が少量になり血圧が低下するのです。ですが、この食後の血圧の変動が一気に行われると、注意が必要です。通常、血圧が下がるのはほんの少しで食後に睡魔が襲うのはこれが原因なのですが、立ちくらみがしたり体の倦怠感を感じるようであると危険です。
高齢の方の高血圧の方にはよくあるのですが、食後の低血圧と言われています。それが負荷となり、脳卒中や心臓病などに繋がる恐れがあるのです。

それを防ぐためには食後に飲む飲み物に大きなポイントがあります。食後にコーヒーや緑茶を飲む方は少なくはないでしょう。この含まれているカフェインが働き血圧が上昇するので、血圧が低下しすぎることを防止できます。古くから日本人が当たり前のように飲んでいた食後のお茶は、血圧のバランスを取る事に効果的とはわかってはいなかったかもしれませんが、きちんと体に良いことであったのです。

































良くも悪くも、カフェインは血圧を高めることに留意。








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食後低血圧は高齢者では約30%の方に起こっているとも言われていて、加齢に伴って誰にでも起こりえる病気と言えるでしょう。食後低血圧は、基本的には高齢による身体の機能の衰えが大きな原因となっているため、明確にこうすれば治るという治療法はないようです。しかし、適度な食事や運動、規則正しい生活を心がけることで、症状の緩和や改善に繋がっていくはずです。また、以前は若い方にはほとんど見られないとされていましたが、忙しい現代では不規則な生活や無理なダイエットをしている方、自律神経失調症の方に食後低血圧が起こることも多いようです。