資料館 ローム

 
6963
 ローム 
目標株価
15,000円
2014/02/23 株価= 5,340

ローム、スマホなど小型機器向けに0.6mm×0.4mmサイズのトランジスタを発表
  
  •  
  • 2014/03/12
  • ロームは3月10日、スマートフォンやウェアラブル機器など、小型、薄型が求められる電子機器向けに、0.6mm×0.4mm×0.36mmサイズのトランジスタ「VML0604」を発表した。 近年、スマートフォンやウェアラブル機器をはじめとする電子機器市場では、常にセットの小型化や高機能化が進められており、搭載する電子部品に対しても小型化、薄型化が要求されている。一方で、トランジスタでは、ボンディングの安定性、パッケージの加工精度などの技術的な課題に加え、搭載素子のサイズを大きくできず、オン抵抗が上昇してしまうことから、ラインアップは耐圧20V品に限られていた。 同製品は、新パッケージおよび素子の新プロセス化により0.6mm×0.4mm×0.36mmサイズを実現。パッケージにおいては、内部構造の最適化、高精度パッケージ加工技術の導入により、従来に比べ、実装面積を50%低減した。トランジスタパッケージとしては世界最小クラスのサイズを実現している。さらに、小型化が進むにつれ、基板への実装が難しくなるが、今回端子間隔0.2mmを確保することで、良好な実装性を維持している。また、パッケージの小型化で、搭載できる素子のサイズが制限され、オン抵抗が高くなり、従来の小信号トランジスタの性能を維持することが困難だった。これに対し、同製品は素子に新プロセスを採用することで、耐圧30V品の超小型トランジスタで0.25Ω(VGS=4.5V時)の低オン抵抗を達成している。この他、高い耐圧でも低オン抵抗を維持できるため、新たに耐圧40~60V品をラインアップに追加した。 なお、サンプル価格は80円。2013年10月よりサンプル出荷を開始しており、量産は2014年6月より月産1000万個体制で開始する予定。生産拠点は、前工程がロームおよびローム・アポロ(福岡県)、後工程がROHM Integrated Systems(Thailand)となっている。また、新パッケージは小信号MOSFETに展開し、今後ラインアップを拡充する予定。これにより、あらゆるセットでの省スペース化、高密度化に寄与していくとしている。

水素燃料電池    
           

2014/01/23ローム、IoTやM2M用途向けに15.3mm×27.6mmの小型無線LANモジュールを発表
2014/01/10固体水素源型燃料電池システムの「京都燃料電池アライアンス」が発足
2013/12/26ローム、ケータイ着信時のRFノイズをカットするサウンドプロセッサを発表
2013/11/15ローム、Intel Atom E3800向けパワーマネジメントICを発表