*オプティム*3694

    オプティムはビジネスの構造に課題がある。売上高営業利益率からわかるように事業としては非常に魅力的だ。しかし営業利益率と営業CFからわかるようにビジネスとして成立していない。企業としての安全性は高いため、現在は積極的な投資を行っている。投資案件を稼ぎに主軸事業に成長させることが最重要課題である。  

技術先行の会社
*事業戦略*
20/09/15更新



    •                 


      • 飲食店に設置した1台のカメラが空席を検知して、SNSやHPに「空席あります」と自動で投稿し、集客に寄与。来店客の人数だけでなく性別や年代、店内で動作、滞在時間のデータまで取得できる。そんな夢のようなサービスが、すでに現実となっていることをご存知だろうか。しかも、誰でも、今すぐに始められるほど身近なものとして。


*****社長の純粋な本音で目標***
    • ⮞「すべてのネット端末をマネジメントするプラットフォームを目指す」
*

    • ⮞生産システムを売る。モノである生産設備は売ったら終わりだが、生産システムとしてソフトウエアや運用管理のノウハウなどをセットで販売した場合は、ものづくりを続ける限り、サービスとしての収益が得られる。オプティムの収益はここにある。








 

*20/09/15更新
 

*企業分析   
 

*事業紹介   




〈業務内容〉佐賀基盤のIoTサービス会社。AI・IoT・Robotticsプラットフォームを駆使、クラウド上でのMDM/モバイルデバイスマネジメント(管理、運用、アプリ)を中心としたソリューションを提供。
 DX関連       当期は計画通り、利益回収を行う期と位置付けております




13141516171819202122
粗利率

73.764.161.0
売上

21億26億33億42億54億67億77億




13141516171819202122
従業員
115119137167208243




  • ⮞20/09/15⮜⮝⮟
    日付時価総額発行株数株価平出来高
    東1億円万株千株
    20/09/17169055123065400
*

    
432⮞日足1ヶ月


43
*DX関連リスト*20/09/11更新
⮞日足3ヶ月


1
4⮞日足12ヶ月    拡大画像


21
4⮞週足5年 



21


 *20/04/01
*人員*従業員数
  275名 


 *20/10/02
*取引先*
NTT コミュニケーションズ㈱、㈱ NTT ドコモ、㈱大塚商会、キヤノンマーケティングジャパン㈱、KDDI ㈱、㈱小松製作所、ソフトバンク㈱、西日本電信電話㈱、パナソニック ソリューションテクノロジー㈱、東日本電信電話㈱、富士ゼロックス㈱、リコージャパン㈱




*
事業内容 】同社の主力サービスである「Optimal Biz」は企業向けのスマートフォン・タブレット・パソコン・IT機器などのセキュリティ対策や一括設定の分野で必要不可欠なサービスとなっている。2018年度の国内MDM(Mobile Device Management)市場は80億円から100億円と推定される。同社の「Optimal Biz」は出荷金額で30%~40%のシェアでNo.1。これまで同社は、市場の成長率を超える成長率を達成しており、デファクトスタンダードを獲得している。国内MDM市場は2018年度以降も多少の減速は見込まれるものの、年率11%~13%程度の安定成長が見込まれている。 同社の技術の集大成である「OPTiM Cloud IoT OS」はベンダーフリーが特長である。同社のOSは、日々進化するAIなどのソフトウェア、様々なIoTデバイスなどのハードウェアを選ばない。その結果として、顧客にとっては最適なシステムが、リーズナブルに入手できることになる。同社は、「OPTiM Cloud IoT OS」の中核機能を実現する技術の基本特許を保有する。あらかじめ定めた条件に基づき、最適なAI(人工知能)やクラウドサービス(API)を自動選択する技術であり、同OSの決定的な差別化を可能にしている。(特許第6404529号) 「OPTiM Cloud IoT OS」発表から3年以上が経過し、様々な分野のパートナー企業との連携により、「OPTiM Cloud IoT OS」を活用したサービスが続々誕生している。総称して「〇〇×IT」と呼ぶこの取り組みは実証実験から始まり、特定の顧客企業向けの正式な事業やサービスとして一部開始されている段階だ。先行する業界は「建設×IT」、「農業×IT」、「医療×IT」であり既に事業として立ち上がっている。このほかに、「運輸×IT」、「金融×IT」、「小売×IT」、「警察×IT」、「電力×IT」があり実証実験などの取り組みが進行している恐れアリ

*
【成長戦略】
 建設×ITは最も進捗が著しい。2017年10月に設立された(株)ランドログが順調にパートナー及び顧客を増やしている。現在58社(情報通信、機械、卸売、保険、建設など)がパートナーとして参画し、様々なアプリケーション・サービスが各社によって開発されつつある。2019年4月に発表されたコマツの中期経営計画において「LANDLOG」が成長戦略の柱として位置付けられた。「LANDLOG」はOPTiM Cloud IoT OSをベースに開発されたプラットフォームであり、「LANDLOG」の売上増とともに同社のライセンス料も伸びるビジネスモデルである。 2019年2月、同社とシスメックス(株)(本社:兵庫県神戸市)は、先端医療分野におけるAI・IoTを活用した医療ITソリューションの開発と、グローバルなサービス展開に向けた包括的な業務提携に合意した。シスメックスは検体検査機器・試薬の世界的大手企業。オプティムが持つAI・IoTプラットフォーム「OPTiM Cloud IoT OS」などのAI・IoTサービスや技術、実用化ノウハウと、シスメックスが持つ医療分野における豊富な知見やグローバルな販売・サービスネットワークを融合し、次世代プラットフォーム構築及びソリューション開発、グローバル展開を行う。第1弾となるのは、シスメックスと川崎重工業<7012>の合弁会社である(株)メディカロイド(本社:兵庫県神戸市)が開発を進める「手術支援ロボット」のネットワーク化、及び手術室全体の最適化を支援するサービスの共同開発、有用性の検証である。先端医療分野での有力企業との提携により、OPTiM Cloud IoT OSをベースとした「医療×IT」がより大きな流れになることが期待できる。













売上高のシミュレーション
オプティムの事業はSaaSモデル。収益源は、ライセンス料とカスタマイズ料。売上高の計算式は下記。
売上高=ライセンス料×契約デバイス数

  • オプティムの事業は、機材を保有している必要がない。ソフトウェアの開発費用が回収できれば、その後メンテナンスに係る費用はあるが、原価は限りなくゼロに近くなる。
シナリオ1(青線)は、国内IoT市場規模と同じ成長率(13.3%)で推移した場合の予測。シナリオ2(赤線)は、オプティムの2016年3月期から2019年3月期の実績年平均成長率(27.79%)で推移した場合の予測。オプティムのビジネスモデルをみると、市場規模の拡大とともに成長するシナリオ1がより現実的と考えられる。







    • マルチコプター







*生産者に寄り添う新ビジネスモデル
オプティムがAIによる減農薬栽培を推進するなかで興味深いのは、そのビジネスモデルです。オプティムのビジネスモデルは、AI導入の経済的リスクが少なく、一方で大きなリターンも期待できる、生産者に寄り添った仕組みとなっています。

オプティムのドローンとAI分析システムは、オプティムの「スマート農業アライアンス」に参加しており、一定の基準を満たした生産者へ無償で提供されます。また、ピンポイント農薬散布テクノロジーで栽培された米は、オプティムが市場価格で買取ります。収穫した分の収入が保証されるため、生産者は販路の心配をする必要がなく、生産に集中できます。オプティムは「スマート米」として付加価値をつけて消費者へ販売した利益から、販売手数料を収入として得る仕組みとなっています。ピンポイント農薬散布テクノロジーが生産者にもたらす経済的な利点は、主に2つです。

農薬代と人件費の削減

農薬の散布回数や散布量が減れば当然、散布にかかる農薬代や人件費は減ります。そのため、ほかの販路で販売するときと同様にオプティムへ売っても、生産者が得られる利益は増えるのです。

また、「スマート枝豆」の栽培では、動力散布機による人手での農薬散布と比較し、散布作業時間が約30%削減できたとのこと。ピンポイントの散布で農薬使用量と人件費を同時に削減できます。

付加価値分のレベニューシェア

生産者から買い取ったピンポイント農薬散布テクノロジーで栽培された米を、オプティムは減農薬栽培米「スマート米」として、付加価値をつけて販売します。そこで得られた利益から、経費や販売手数料を差し引いたのち、生産者へも利益が還元される予定です。

2018年の「スマート米」は販売がまだ始まったばかりで、生産者に利益を還元できるかどうかは、消費者の反応次第です。レベニューシェアがあり、コストも削減できるとの口コミが米生産者の間で広がれば、全国の米生産者へピンポイント農薬散布が普及することが期待されます。






☘☘ 
自社買分割SO




















 グループ会社 
  • ⮞20/09/17
  • ㈱オプティムアグリ・みちのく
  • ディピューラメディカルソリューションズ㈱
  • オプティム・バンクテクノロジーズ㈱

    •  




















































































 

  • *活躍状況*
    *マルチデバイス対応の管理プラットフォーム「Optimal Biz」は、端末管理市場でのトップシェアを誇る。デバイス管理プラットフォームを進化させ、AI・IoTの新プラットフォーム「OPTiM Cloud IoT OS」が完成した。2015年からはITを使って業界に変革を起こす「〇〇×IT(〇〇に業種が入る)」の取り組みが本格化した。最も成果が顕在化しているのは建設業界。2017年にはコマツ<6301>を含む4社で建設生産プロセスの新プラットフォーム「LANDLOG」がスタートし、パートナー企業及び顧客が増え続けている。農林水産業では、2016年に農業分野でドローンを活用した害虫駆除の実証実験に成功。2018年には同社が主導する“スマート農業アライアンス”が全国規模で行われ、米や大豆を始めとする作物が本格的に収穫された。

  • **

*
  • 21年3月期 1Qレビュー

    • ☘20/08/14創業来21期連続となる過去最高売上高に向けて好調に推移
      *当期は計画通り、利益回収を行う期と位置付けております*通期予想当初計画より変更なし
      *下期偏重型










  • 【売上】
    ・売上高実績としては、1,377百万円(前年対比117.5%増加)となっております。
    既存サービスは順調に推移しており、売上の約9割を占めるストック型のライセンス売上については、IoTプラットフォームサービス(前年対比120%以上増加)を筆頭にライセンス数を順調に積み上げることが出来ております。また、当社の売上構造は、ストック型のライセンス収入で月額課金による売上が中心となっていること及びフロー型のカスタマイズ売上の検収時期が下期に集中する傾向があること、これらにより、売上は、下期偏重となります。
  • 【利益】
    ・利益実績としては、営業利益△38百万円、経常利益31百万円、純利益12百万円となっております。営業利益と経常利益に差がでておりますが、これは国からの補助金等の確定が当期にずれ込んだことに起因しております。また、今期からCloud IoT OSを中心としたソフトウェア資産計上を開始しており、利益の増加に寄与しております。







  • 20/09/17
  • *DX案件トピックス*


    • 発表時期

      内容

      提携先
      農業2020/6AI・IoTを活用したスマート農業分野で資本業務提携ルートレック・ネットワークス
      医療2020/4



      2020/4
      ・「オンライン診療プラットフォーム」のOEM提供
      ・全国のオンライン診療・電話診療対応の医療機関がマップ確認・リスト検索可能な「オンライン診療ポータル」を無償公開

      医療2020/6「ディピューラメディカルソリューションズ」を共同設立シスメックス
      医療2020/7医療メディア「Medical DX」をオープン
      建設2020/7建設土木の未来をICTで変える建設土木メディア「デジコン」をオープン--
      金融2020/7地銀・地域DX等を推進する、合弁会社「オプティム・バンクテクノロジーズ株式会社」の事業開始佐賀銀行

      *OPTiM AI Camera*大塚商会が拡販20/06/25プレスリリース



*経常利益率*
  • 営21年-3期は利益回収の期。
    売上高経常利益率を20%と見込む。
    売上高80億円なら経常利益は16億円。
    前期比で驚異的な伸びとなる。過去最高。

  • *
    【業績動向】
     2020年3月期連結決算を発表した。 売上高が67.28億円、営業利益が2.56億円、経常利益が2.59億円、親会社株主に帰属する当期期純利益が1.17億円となった。 2020年3月期より連結財務諸表を作成しているため、対前期増減率については記載していない。 IoTプラットフォームサービスについて、主力の「Optimal Biz」は、順調にライセンス数を増やしている。 AI・IoTプラットフォーム「OPTiM Cloud IoT OS」を活用したプラットフォームとして、新たに医療画像診断支援AI統合オープンプラットフォーム「AMIAS」の提供を開始した。 サービスについてもさらに研究開発が進み、「OPTiM AI Camera」のエントリーサービスとなる「OPTiM AI Camera Mobile」ならびに「OPTiM AI Camera Lite」、独自のAI画像認識モデルを作成できる「OPTiM AI Creator」、AIによる詳細な顧客分析、店頭におけるピンポイントでのマーケティングを実現する「OPTiM AI Research」ならびに「OPTiM AI Signage」、「OPTiM AI Voice」をバージョンアップしたサービスとなる「OPTiM AI Voice Recorder」など、一挙6サービスの発表を行った。 AI・IoT・Roboticsを活用した農業分野において、スマート農業に対する課題解決をワンストップで支援する「スマート農業プロフェッショナルサービス」の提供を開始した。 医療分野においては、医療画像診断支援AI統合オープンプラットフォーム「AMIAS」の提供開始や「眼底画像診断支援システムOPTiM Doctor Eye」が医療機器プログラムとしての認証取得を行っている。 リモートマネジメントサービスについては、遠隔作業支援「Remote Action」、「Optimal Second Sight」、遠隔作業支援から作業管理まで行う「Smart Field」の拡販を継続して行っており、東京農業大学と日立トリプルウィンがロシアにて実施した日本式いちご生産を行う実証実験に「Smart Field」を提供した。 さらに佐賀県警察へ、「Optimal Second Sight」を提供し、近年日本にてしばしば発生している激甚な自然災害において、スムーズな救援活動及び現場把握の災害対策の支援機器として、活用されている。 サポートサービスについて、パソコン市場の成長性が鈍化しており、売上高は減少傾向にある。 しかし、MVNO市場においても自動化やサポート効率化のニーズは強いため、引き続きサービスの拡大を進めていくとしている。 2021年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比10.1~20.1%増の74.07~80.80億円、営業利益が同177.4~493.9%増の7.12億円~15.26億円、経常利益が同209.4~522.9%増の8.02億円~16.16億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同327.6~777.3%増の5.01億円~10.28億円を見込んでいる。 新型コロナウイルスの影響が予測できない状況を鑑み、レンジ形式での予想開示を採用した。

    【売上成長率】
    【粗利率推移】
    【営業利益率の推移】
    • 【要因分析】2019年3月期の売上高営業利益率は1.76%。 売上高営業利益率の低迷が激しい。 低迷の要因は、広告宣伝費の増加なのか人件費の増加なのかはわからない。 しかしB to Bビジネスであることを考えると広告宣伝費の増加ではないと予測できる。 したがって新規販売先開拓のための人件費の増加が売上高営業利益率の低迷の要因だ。

    【営業CFの推移】

    • 【要因分析】フリーCFはマイナスだ。酷いCFだ。営業CFが2期連続でマイナスだ。つまりビジネスとして成立していない。早急な構造的改善が必要だ。他方で投資には積極的だ。資金には余裕があるからできるのだろう。









































































































































    PPPPPPPPPPP

      • 四季報20/09/18号
          •                 

            • 【連結事業】IoTプラットフォームサービス80、リモートマネジメントサービス11、サポートサービス2、他サービス7 <20・3> 
            • 【大幅増益】モバイル端末管理によるライセンス収入が拡大、新機能追加で利用者数も増加。農業や医療、IoT、AI関連など新規事業も引き合い強い。開発費、人件費などコスト負担増も吸収。営業益大幅増。 
            • 【テレワーク支援】従業員の体調管理や生産性・業務支援サービスを開始。小売店、飲食店向けなどにAIカメラを利用したコロナ対策管理のソリューションも販売へ。

        四季報の20年上半期の数値から1Q実績値を引くと2Q予想値が出るが若干の増収、各利益項目はまだら模様でイケイケの数字にはならない。
      • 【要警戒】
        四季報不信、会社信頼でいいんかな?




      • ⮞20/09/17
          •            

            • ⮞MACDがマイナス圏で明確にクロッシング。その初押し‥好機新規参画。




        • 履歴
          20/12/222,811ヤリ
          20/12/182,872ヤリ
          20/12/182,868ヤリ
          20/12/172,911ヤリ
          20/12/172,905ヤリ
          20/12/152,868ヤリ
          20/09/283,200カイ
          20/09/253,145カイ
          20/09/243,105カイ
          20/09/233,175カイ
          20/09/233,165カイ
          20/09/233,150カイ
          20/09/183,095カイ
          20/09/183,075カイ
          20/09/173,060カイ
          20/09/173,103カイ